晴れ。

朝、気温21℃あたり。セントラルシネマ大牟田にて「関ヶ原」を見る。1981年のTBS関ヶ原の記憶が強いためどうしたものかと思うがまったく別物として見る（みなきゃだめ）。

つくりとしてはそれなりなのだが、悪党がいない。家康には原田監督作品でもおなじみの役所広司が扮しておなかに特殊メイクで肥満感をつけて演じているのだが、リアリストなれど策を練る感は薄かった。

主人公・石田三成を岡田准一が演じるが、これまでに見た歴代の三成のなかでは馬上から敵を蹴散らしながら突破したりもっとも武闘派。まったくの文官ではないのでそれもそうだが、石田家以外の部将たちの見せ場があまりないと岡田氏本人が強いのでとても強すぎ。

司馬作品上のオリジナル人物である忍びの初芽には有村架純が扮する。原作上の設定どおりではないのはそれはそれとして、何がないのである。途中あることがあってからは絡みのシーンもない。ないのであれば最初からいなくてもよかったのではないか。忍者の出番が多いけど。

家族を容れるのが大好きな原田監督に撮らせたのははたしてよかったのだろうかという感想。セリフが早いのはさして気にならないが、予備知識がないときびしいのはともかく何かもやもやするところが多い作品だった。登場人物をしぼって掘り込んだほうがよかったのでは。

いいところをあげれば合戦（短いけど）は予算の制約があるなか様になっていた。ラストサムライ役者である監督の面目躍如。平岳大も安定芝居。原田監督は真田丸を見ていたといふ。

昼、ホークスはライオンズと所沢で対戦。二日連続サヨナラ負け。モイネロの投入時期を間違ったのでは。甲子園では広島東洋カープリーグ優勝。琴奨菊幕内通算600勝。

夜、書き物をする。大牟田の歴史について少々。30年前、大牟田では前年に黒田大牟田市長が逮捕されたことをうけて市長選挙が行われた。

晴れたので家族小旅行したりデートしたりしたひとも多かったのでは。