くもりのち晴れ。本日やすみ・・イチオー。えぬおー。

朝、緊急電対応。

昼、読書。佐々淳行「亡国スパイ秘録」を讀む。「私を通り過ぎたスパイたち」の改題。著者は1954年警察庁に入庁後警備系の役職を歩み最終的には防衛施設庁長官で退官。何でもかでも墓場まで持っていく高級官僚が多い中、現役時代の出来事について数多くの著作を残し2018年10月に逝去。

これまでの著作や類例所に既出のものもあるが、ある対処法にはなかなか納得ゆかず。「あってはあらない」なればこそ、それができないからさる外交官は死を選んだのではなかろうか。組織として「ありうる」ことを認めないと。

シベリア帰りのＳ中佐についても言及。「なぜ取り調べなかったのか謎」だとしているが、中佐の親類には海軍大将や内閣書記官長がおり、そのつながりで要人とコネがあったのではなかろうか。著者が主張するスパイ防止法が存在しても強力なコネには勝てなかったのではなかろうか。

巻末にスパイ関係者がリスト化されている。表に出ない範囲ではさらに多かったことと推測する。伊藤隆名誉教授が行っていたというオーラルヒストリーの公刊が待たれる。大牟田の「えらいひと」でオーラルヒストリーを残しているという話は寡聞にして知らない。

夜、いだてん「百年の孤独」を見る。自己新を出しても世界との格差に打ちのめされる三島弥彦。ほぼ百年後リレーでなんとかかすかに後ろ髪をつかむ。半分の速さで長距離は近くにいたるが、そこから再度突き放される現代。ハリマヤの演者がＰＳに入って、金栗足袋関連は再度撮影だという。

次回は四三が打ちのめされるはずである。熊谷一弥は・・多分出ない。

だれだ。だれだ。