雨。母の日。

世界のトップニュースはパレスチナ戦争、ウクライナ戦争など。国連総会はパレスチナの国連加盟再検討を安全保障理事会に求める決議案を採択。賛成143、反対9、棄権25。米国、イスラエル、アルゼンチン、チェコ、ハンガリー、ミクロネシア、ナウル、パラオ、パプアニューギニアは反対。イスラエルのギラド・エルダン国連大使は国連憲章が記された紙を破り強く抗議。G7のうちフランス・日本は賛成、ドイツ・イギリス・イタリア・カナダは棄権。

西日本新聞は社説で国立病院機構大牟田病院での虐待行為を「加害者はそうした患者の苦境につけ込んだ」人権侵害として非難。同種の行為は全国で絶えず起きており令和4年度都道府県・市区町村における障害者虐待事例への対応状況等（調査結果）による件数は956件。社説に引用された令和5年度分はさらに多い。属人的な事案ではなく現場の環境がこうした行為を生みやすくなっている可能性が考えられる。19人が殺害された事件を受けて作成された津久井やまゆり園利用者支援検証委員会中間報告書では「組織としての判断過程が適切であったのか確認できない」「一部の利用者を中心に、虐待の疑いが極めて強い行為」などの事案が出ており、類似の行為があっても想像にかたくない。戦場的雰囲気にあっては往々にして人心は崩壊する。報道によれば、行政による調査未了のようであり刑事告発ははるか先のことになると予想する。

朝、19.0℃。雨のせいか体感的にはやや寒い。

昼、20.0℃あたり。気温あがらず、雨降り続く。ホークスは1軍、2軍、4軍の試合が雨天中止。4軍は徳島から宇和島に移動。大相撲5月場所始まる。3月場所途中休場の横綱照ノ富士は大の里と対戦し廻しをとるものの逆転負け。1横綱4大関全敗は記憶にないが18年ぶりである。三役以上で勝ったのも大の里のみという波乱の幕開け。

夜、しずかに過ごす。光る君へを観る。道長と伊周の闘争が始まり、「於仗座口論、宛如闘乱」。会議で口論となり乱闘のようだったと実資の小右記は記す。

人事を仕切るようになった道長はまひろが帝に行ったという科挙と登用の発言を知り、父・為時の位を上昇せしめる。史実で式部がこの時期殿中に上ったり清少納言と面識があったということは確認されていないが、父の今後の人事や本人の今後の進路への伏線であろう。一方、兄の女に懸想したと間違われた花山院が荒ぶる隆家により襲撃され（栄花物語）、長徳の変の始まりとなる。小右記には、「内大臣伊周及び権中納言藤原隆家、従者をして、花山法皇を御在所に射奉らしむ」ということが記載されている。百錬抄には2人死亡ともある。この事件より前に起きた道長従者と隆家従者闘乱は戦闘シーンをともない経費がかかるためか登場せず。百舌彦死なず。

隆家役は永山絢斗降板で竜星涼に交代しているのが怪我の功名でいいように働く。朝ドラちむどんどんで主人公の兄として何をやっても失敗しまくり、vivant前半でも同様の捜査官を演じた。

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